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5年先5年期待インフレ率とは何ですか?

一般的に最も注目される期待インフレ率(10年期待インフレ率)は、米国10年物国債と10年物国債インフレ連動債の金利差から算出される、市場参加者が予想する今後10年間の予想インフレ率です。 この「10年」の期待インフレ率を、前半の5年と後半の5年に分けた”後半の5年”の期待インフレ率が「5年先5年期待インフレ率」です(”前半の5年”の期待インフレ率は「5年期待インフレ率」です)。 つまり、市場参加者が予想する”後半の5年”の予想インフレ率が「5年先5年期待インフレ率」です。

長期金利と期待インフレ率の違いは何ですか?

期待インフレ率は市場参加者の今後10年間の予想インフレ率ですので、通常、長期金利(10年国債利回り)は期待インフレ率を上回ります。 長期金利の方が期待インフレ率より高いのが普通の状態です。 また、計算式でわかるように、期待インフレ率が上がれば長期金利も上がる関係にあります。 ただ、 長期金利が期待インフレ率を下回ることがあります。 これは通常の状態ではないと見ることができます。 例えば、米国の景気が後退してFRBが米 国債 を大量に買っている場合などはそういったことが起こります。 つまり、 金融緩和 時は長期金利が低下あるいは横ばいである一方、期待インフレ率はそれより高く推移し、長期金利と期待インフレ率の乖離が拡大する場合があります。

株価と期待インフレ率の関係はありますか?

株価と期待インフレ率の関係は? 上記の例の場合のように、長期金利と期待インフレ率の差が拡大し、実質金利が低下していれば株価にとってはプラス要因となりますが、 ボラティリティ が高水準になる傾向があり、悪材料で株価の急落が来る可能性がありますので注意が必要です。

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